2社目の会社を辞めて、しばらくは、腑抜け状態になっていました。 疲れ果てて、なにもする気が起こらなかったのです。
人間としての感覚、感情を取り戻そうと、一人で旅行にも行きました。 でも、答えも見つからず・・・
とりあえず、どこでもいいから・・・と安易な発想で、商品先物会社に就職しました。 歩合給だったのですが、給料が良かったのです。
入社後、事務所に行って感じたことがあります。
事務所の雰囲気・・・異様な空気が漂っていました。 何が、異様なのかそのときは分かりませんでした。
すぐに、研修のため会議室に移動しました。 たまたま、ボクと同じ日に入社した新人と2人で研修を受けました。
まずは、金融商品の概略の知識を教えられました。 次に簡単な、マニュアルを読まされました。
そして・・・
電話を掛ける練習をひたすらやらされるのです。
人材派遣会社では、とにかく遅くまで仕事しなくてはなりません。
そして、結局、夜の9時を回ってから、やっと自分の仕事ができるようになるんです。
翌日の営業用の資料を作っていたら、アッという間に、終電の時間になってしまいます。 終電までに仕事が終わらず、会社近くのカプセルホテルに泊まったことも何度も・・・
これだけ忙しいのに、上司はそれが当たり前のことのようにいうのです。 それどころか、遅くまで残っているヤツは、仕事のやり方が悪いんだ!とまで言われました。
たしかに、仕事のスキルが悪いのは・・・多少はあるでしょう・・・ でも、一生懸命仕事をしました。
毎日毎日、仕事だけのために、生きているような状況でした。
当然ながら、プライベートはありません。
休日出勤も、多々ありました。
前の会社を辞めて、次に、軽い気持ちで転職したのが、人材派遣会社でした。 大学の専攻とは違う、営業企画という職種での採用でした。
企画という言葉に、何か創造的な仕事ができるのではないか? と、期待して決めました。
でも、2社目の転職、現実は厳しかったです・・・
人材派遣会社は、とにかく仕事がきつかったです。
人材派遣会社の朝は早いんです。 毎日8時過ぎには出社し、朝礼があるんです。
昼間は、営業で外に出なくてはならないので、事務作業は会社に戻ってからでした。
でも、夜になっても、電話ばかり掛かってきて、全然自分の仕事ができません。
子会社にやってきた役員は、自分の実績をあげることだけに専念します。 とにかく、数字の実績が上がればよいのです。
見た目の数字でも何でも良いのです。
子会社で採用された社員のことは何も考えていません。
わかりますよね?
自分の実績が上がるように、部下へ方針がどんどん変わるんです。
子会社社員の一番不満は、親会社との給料が違うんです。
格段に安いんです。
それだけじゃなく、上司の人たちは、酒を飲みに行くといつもグチばかり・・・ 「どうせ、オレたちは出世できないんだから・・・」
先輩社員も、やる気のない人たちばかり・・・ 「いいんだよ、やってもやらなくても、給料は変わらないんだし・・・」
お客とのトラブルが起きても、部下に押しつける・・・ 「ワリイ、代わりに行ってきて!あそこの取引先、苦手なんだよな・・・こんど、ビールおごるからサ!たのむ!」
でも、一度も飲みに連れて行ってもくれず、ビールはもちろん、おごってくれませんでした・・・